赤アザ・赤ら顔の症状
赤アザとは、文字どおり赤い色をした病変が皮フの表面にあらわれる症状です。医学用語では血管腫と呼ばれています。
生まれつきや生後しばらくして大きくなっていくものが多く、表面が平らなタイプや隆起してくるタイプがあります。特に注意が必要な症状としては、眼の周りに出来ている赤アザで、この場合は、眼がふさがってしまって視力低下や失明につながる危険性があるので、こういった症状では緊急の手術が必要なこともあります。口や鼻、性器などをふさぐような形の場合も注意が必要です。
それ以外の場合、悪性の症状は稀ですが、心配な方はきちんと診断を受けたほうが良いでしょう。
赤アザの大きさは人によってまちまちで、大きい場合は顔の半分ぐらいに及ぶこともあります。顔以外にも手足などに出来る場合もあります。やはり、人目に触れやすい顔や手足にできている場合は、精神的な負担も大きくなるので、治療を考えるのも選択肢の一つです。
赤アザ(血管腫)
生まれつきや生後しばらくして大きくなっていくものが多く、表面が平らなタイプや隆起してくるタイプがあります。血管腫の大きさはまちまちで、大きい場合は顔の半分ぐらいに及ぶこともあります。顔以外にも手足などに出来る場合もあります。血管腫は表皮の表面そのものがキズついているのではなく、皮フの真皮層の血管が病変を起こしています。海綿状血管腫などでやわらかい腫瘤ができている場合は、表面が膿んだりすることがあるので、このような症状が出ている場合には早めの治療をするべきでしょう。
血管腫の主な疾患は、単純性血管腫とイチゴ状血管腫の二つがあげられます。

単純性血管腫
真皮層の毛細血管の異常によって起こります。表面が平らな赤アザで、色は明るくピンク色から紫に近い色までありますが、年齢が上がるにつれて褐色に近くなることもあります。生まれつき出来ていることが多く、男性より女性によく見られる血管腫です。

イチゴ状血管腫
毛細血管や血管の細胞が異常増殖して表面が盛り上がってくる症状です。盛り上がってきた表面がイチゴに似ていることからイチゴ状血管腫と呼ばれています。
浮き出た赤い血管(毛細血管拡張)
毛細血管拡張は、非炎症性で線状、分枝状、網目状を呈する毛細血管が1本ずつ肉眼で識別できる状態のことを言います。主な疾患は、クモ状血管腫などが上げられます。

クモ状血管腫…赤色丘疹を呈する血管腫を中央にして、放射状に(クモの巣のように)分枝している症状のことです。妊娠中や肝機能障害を患っている方に生じやすいのが特徴です。病的には血管拡張作用を持つエストロゲンの血中濃度の上昇が関与していると考えられていますが、妊娠性の場合なら分娩数ヵ月後に消退します。
赤アザのように一ヵ所にかたまって毛細血管が増殖しアザ状になっている症状と違って、顔の皮フの赤みが目立つ場合や、血管が浮き出たように見えるのが赤ら顔の症状です。
赤ら顔は、顔の部分にあらわれる毛細血管拡張症の一般的な呼び方だと言ってもよいでしょう。
部位としては、特にホホや鼻によく見られ、子どものころからあらわれる場合や、出産や更年期、老年などの時期からあらわれる場合もあります。
赤ら顔のなかで良く見られる症状として、ホホの赤みが目立つ「リンゴ頬」や、鼻の毛細血管がはっきりと浮き出る「酒さ」などがあります。酒さでは症状が進むと、鼻がはれたようになり毛穴が開いてきます。
赤ら顔には軽い症状から重い症状まであります。軽い症状では、血管ははっきりと見えなくて赤みがあるぐらいですが、重い症状になると血管がはっきりと浮き出て見えるようになったり、皮フが腫れたようになってくることもあります。血管はクモの巣状に見えることや、木の枝のように見えることもあります。
最近では、重い症状はもちろんですが、軽い症状でも重い症状にならないように予防的な意味での治療を希望される方も増えてきています。予防的な治療のメリットとしてあげられるのは、症状が軽いほうが治療回数や治療期間が短くて済むことです。
浅在性の赤ら顔
紅斑性酒さとも呼ばれ、鼻尖部、鼻側よる頬部から出現し、眉毛間から前額部に広がる赤みのことを言います。
はじめは一過性ですが、温度等の刺激により継続的な症状になり、少し太めの血管が拡張して赤い糸くずのように見えたりします。脂漏が増強し、油状の光沢を示すようにもなります。

深在性の赤ら顔
紅斑性酒さが増強し顔面全体に及びます。同時に、ニキビのようなボツボツが多数見られ、一部は化膿して膿疱の状態になります(酒さ性座瘡)。また、病変がしだいに拡大し、口の周りや頬にまで広がります。まれに胸部、四肢に出現することもあります。

長期間経過すると、鼻全体が赤く、硬く盛り上がって、紫紅色調に膨張します(鼻瘤)。ごく稀に眉毛の間まで及ぶこともあります。炎症を繰り返していたために、皮フの深いところの組織が増殖して硬くなったもので、日本人でここまで進行したという例はごく少なく、白人に多い傾向があります。毛包は開大しミカンの皮状となり、皮脂の分泌は顕著となります。

※これらの症状は中年男性に多いのが特徴でしたが、最近では女性にも見られるようです。
※酒さは角膜炎、結膜炎、眼瞼炎といった合併症を引き起こす場合があります。



